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国際原子力総合技術センター
JAERI-Review 99-001, 304 Pages, 1999/02
日本原子力研究所国際原子力総合技術センターは、科学技術庁からの受託事業として高等学校及び中学校の教職員を対象として、講義だけでなく実験も効果的に加えて原子力に関する正しい知識を普及するため、平成2年度から9年度まで「原子力実験セミナー」を実施してきた。本報告書は、その経緯と成果について述べるとともに、事業として平成4年度から発行された小冊子「セミナー通信」1~17号を掲載している。「セミナー通信」は受講者のフォローアップを目的として、実験セミナーの詳細な内容、受講者の感想・提言及び授業実践の報告等をまとめたものであり、今後の原子力教育の参考になるものと考えられる。参照の便を図るため各号の目次を一括してまとめた。なお、本事業のうち一部は、平成9年度より(財)放射線利用振興協会に移管され残りも平成10年度から移管された。
朝倉 伸幸; Fonck, R. J.*; Jaehning, K. P.*; Kaye, S. M.*; LeBlanc, B. P.*; Okabayashi, M.*
Nuclear Fusion, 33(8), p.1165 - 1184, 1993/08
被引用回数:36 パーセンタイル:72.99(Physics, Fluids & Plasmas)米国プリンストン大学プラズマ研究所のトカマクPBX-Mで、NBI中でのプラズマ回転とイオン加熱について研究した。PBX-Mは2ユニットづつの垂直、接線入射NBIをもち、イオン加熱だけではなく、入射トルクを同パワーのまま変えることが可能である。イオン温度とトロイダル回転分布は空間10chのCHERS(荷電交換分光)により測定した。加熱効果は垂直、接線入射にかかわらず同程度であるが、角運動量閉じこめは大きな違いが測定された。特にHモード中では、径方向外側のプラズマ回転が増加し垂直入射時は、角運動閉じこめ時間はエネルギー閉じこめ時間の23倍に増加する。直接入射時は同程度である。トランスポート解析により、拡散係数分布を評価したが、垂直入射時についてはエネルギーのそれに比べ大きく異なる。プラズマ周辺での電場の影響(変化)と思われる。また、新古典理論からバルクイオンの速度も評価した。